新しいギター Ibanez AZ Z2202A
右弾きに転向してプレテクのテレキャスで練習してきましたが、新しいギターを買ってしまいました。
買った理由
レフティにやっぱり戻っちゃうんじゃないかという、リスク(コスト)を最小限にするためにプレテクを買ったんですが、
- ピッチが悪い(ハイフレットのコードとかで気持ち悪い)
- ネックが湿度と気温の変化で結構動く
- ネックがちょっと曲がって接続されてる(1弦がハイフレットでフレット落ちしやすい)
- ハムサウンドがほしい
- 人生2週目モードなので上達が早く面白い
- お試しのつもりでしたが、もう右用で今後の人生行けると確信した
これらの理由で、新しいギター欲しい欲がムクムクと成長していき、せき止められませんでした。
私の求めてたスペック
レフティ時代含めて、人生で10万円以上のギターは所有したことなかったので、どうせならいいやつ買おうと自分の欲に甘えました。
今後20年はこれメインでいくぞ!というコンセプト(すぐ別のギター買いそうですが)で条件を考えました。 とりあえず必須な条件は、こんなですかね。
- 20万以下(今後20年はやっていけるぞ、という所有欲 or 満足感がほしい)
- フロント・リアハム(昔から2ハムのギターで育ってるので、やっぱり太い音が好き)
- 軽い(練習モチベ維持のために、軽さは重要)
- ストラト系・落ち着いてる色(リビングに置くので派手なのは嫌)
- 体・肘に優しい(コンター加工って言うんですね。テレキャスは角ばって脇が痛いです。あと右ひじの固定が難しく変なフォームになるかも)
- コイルタップ付き(シングルっぽいジャキジャキ音も出せたらいいなあ)
- アーム付き(Van Halen練習中のため)
あと、絶対じゃないけどあったらいいなってものはこんなです。
- ロックペグ付き(後で交換してもいいけど、内径とか違うと面倒そう。。。)
- 22フレット(24FだとフロントPUがブリッジに寄っちゃうのでちょっと硬めの音。トーン絞ればいいんですけど、ちょっと面倒)
- ネック?のスケールが、フェンダー系より短い(プレテレの25.5インチだと010-046ゲージで、テンションがきつい)
候補
1. PRS S2 or SE Custom22
PRSは落ち着いたギター代表って感じですね。スケールもフェンダー・ギブソン系の中間で、バランス系な感じで良さそうでした。
S2は組み立てがアメリカでロックペグ付き、SEは組み立てがインドネシア or 韓国でロックペグなし。 木材に違いはあるっぽいが部品は結構共通。値段がS2だと+10万な感じですね。
ほぼ買うつもりでお茶の水まで試奏しに行きましたが、正直SEとS2ではロックペグ付き・USA製という所有欲くらいしかないなとコスパを考えてしまいました。 あと、東京の楽器店はこんなもんなのかもしれませんが、約20万するものが埃被って置いてあってあれ?と冷めてしまいました。
なのでPRSは将来仕事でアメリカに行くことがあったら、モノホンを本場で買おうということで見送ることに。 店員さんはどうせならCoreシリーズがいいよと言いますし、その通りだと思うので。
2. フジゲン EOSシリーズ
なんか良さそうなメイドインジャパン。 見た目も好きだけど、センターPUっていっつも使わないので邪魔そうだなあと思い見送り。
3. Ibanez AZシリーズ
2ハムのフジゲンのEOSないかな、オーダーは面倒だなと思っていると、私の探してた条件を遥かに凌駕するスペックマシマシなギターを発見しました。
Ibanez?尖ってるんでしょ?と思ってたら、尖ってません。落ち着いたカラーバリエーションも多く驚きです。 私の求めてたスペックに+して、いろいろと良さそうでした。
- ロックペグがゴトーの高さ変えられるやつ(あと、裏でロックするやつじゃないので、スタンドでロックが緩んだりしません)
- ローステッドメイプルネック(色が渋い。なんかネックが安定しやすくて、チューニングもずれにくいらしい)
- ステンレスフレット(減りにくい、チョーキングしやすい。磨かなくていい)
- PRSよりアームの自由度が高い(ザグッてあるので、アームアップが結構できる)
- トレモロのスプリングに最初からスポンジついてる
- フジゲン製造
スペック厨なのでほぼもう買う気で、ちょっとだけ試奏。本体軽い。ネックもIbanezの激薄ネックじゃなくて太目で安心です。 大きめのフレットで軽いタッチで弾けて、ビブラート・チョーキングやりやすい。ピッチもいい。
僅かなマイナスな点としては、こんなですかね。
- スケールが25.5(010-046ゲージ推奨みたいなので、だいぶテンションきつめに感じたので、009-042を張ってます)
- ボリュームノブが邪魔(ストラト系は全般だと思いますが、1, 2弦のブリッジミュートが難しいです。まあ慣れますかね。)
- Ibanezのフォントがなんか古臭く感じる
買った。
ちょっと廉価なモデルもありましたが、PRSほどそこまで値段差が激しくなく、どうせならいいやつと冷静さが麻痺して買ってしまいました。
20万丁度くらいですね。お店のポイントが2万分くらいついてまた散財してしまいそうです。
この値段でハードケースがついてくるんですね。重たい。正直ギグバックが欲しかったけど、引っ越しのときとかに便利そうだね。
ネックがいい匂いするし、インテリアにも合う落ち着いた見た目で、嫁反応も悪くない。 楽しいギターライフが送れそうです。満足。
追記: 約4ヶ月くらい使った使用感
これまでレフティ時代含め6本くらいギターは持ってきましたが、ダントツで素晴らしいです。
とにかくフラットでハイエンドギターが何たるかが少しわかった気がします。
- ピッチ・チューニングの安定性はバツグン。ハイコードが気持ちよく弾けます。流石にアーム使うとズレますが、ギリ聞いてる側にはバレないかな程度。
- PUはボリューム・トーンの調整でかなり音色幅が広いです。歪もクリーンも分離感がしっかりしてて良いです
- コイルタップはそこまでストラト感はありませんがまあ雰囲気は出ます。両端のPU位置でタップすると、シングルに少しだけハムっぽさが出るモードになりこれが結構いいとこ取り感あって面白いです。
- 生音も各弦の音量?バランスがよく、生音で弾いてても気持ちいいです
- ステンレスフレットはテカテカで高級感出ますね。チョーキング、ビブラートがヌルヌル掛けられる
- ボリュームの位置は慣れましたが邪魔ですね、、、ちょくちょく確認する癖がつきました